第６章では、遺言書を作成する際に気を付けるべき点を挙げました。特徴的なところは、ご夫婦の場合に両者が共に同時に各々の遺言書を作成する点です。また、遺言書ではできない財産の承継の方法について、家族信託を利用した方法を紹介いたしました。 第７章では、実際に相続が開始してからの税務的対応について述べています。相続は一つとして同じものがなく、様々な事例がありますが、一般の方にとっては人生でそう何度も経験されることではないため、専門家のサポートが必要になります。本書が相続開始後の対応の一助になれば幸いです。 本書は、毎年恒例となっている「山本先生を囲む会」にて、皆で本を出版しようという山本和義先生の計らいで、山本先生の指導の下、有志が集まって完成に至った温もりのある一冊です。 このような良きご縁が続く税理士事務所が世の中にたくさんできれば、とても素敵なことと思います。 素晴らしい機会を与えていただきました山本先生、また、編集のご尽力を賜りましたTKC出版の方々へ、OB・OG一同、心より御礼申し上げます。◇◇令和元年７月執筆者一同
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