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1「キャッシュレス」への関心が日々高まっている8(1)新規参入の決済事業者による「還元」キャンペーン競争(2)楽天生命パーク宮城の「キャッシュレス化」成功例 従来、日本では「キャッシュレス」といえば「クレジットカード」やSuica、WAONなどに代表される「電子マネー」が主流でした。 そのような状況の中、2013年に「QRコード決済」という方式が登場しました。この方式は技術的に参入が容易であることも影響し、近年新規参入する決済事業者が急増しています。新規参入した「QRコード決済」を取り扱う決済事業者は、顧客獲得を目的に「還元」「値引」といったキャンペーンを行っています。PayPay株式会社は2018年12月に「100億円あげちゃうキャンペーン」を開始し、LINE株式会社も2019年3月に「春の超Payトク祭!毎回20%還元+もらえるくじのWキャンペーン」で追随しました。現在も「QRコード決済」を取り扱う決済事業者各社はさまざまなキャンペーンを行ってしのぎを削っており、顧客獲得を目的に「還元」「値引」といったキャンペーン競争は続きそうな傾向にあります。 楽天生命パーク宮城は2019年シーズンから「完全キャッシュレススタジアム化」を宣言し、野球観戦イベント中の現金をなくすことに成功しました。 野球観戦に来場している観客も以下のような感想を持っており、好評です。①飲食物、グッズなどの物販での行列が解消された。②飲み物を買う時に売り子との現金のやり取りがなくなり、スムーズに購入③現金よりも衛生的。できるようになった。

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