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 そして実現可能な経営計画・改善計画か否かは、ビジネスモデルをいかに具体的なアクションプランにまで展開できるかにかかっている。そのためにはビジネスモデルに加え、事前にソリューション(課題解決)、現場改善型の計画策定の準備が必要だ。いきなり経営計画・改善計画を立ててもうまくいくはずがない。ソリューションと表裏一体で、進める必要がある。問題把握から課題を設定し、それに対する改善アクションを実行することによって初めて達成される。 このように本書『経営改善の勘どころ』では、売上増の決め手であるマーケティング戦略、及びコスト低減で競争力のあるプロダクション、そして人づくりがキーワードになった。いかに事業コンセプトや製品力があっても、行動を起こし、結果を出すのは「人」であるから、その組織力を高めるマネジメント力によって差がでるわけである。つまり、変化に挑戦する組織、集団を作ることがトップを含むマネジメントチームにすべてかかっているといっても過言ではない。 グローバル化とIoT、AIが進行する中で、経営意思決定、計画策定、改善実行、アクションプランなどマネジメントに役立つテーマを選定した。そして経営計画、経営戦略、マネジメント、マーケティング、プロダクション、人的資源管理の6分野に区分し60項目のヒント集にまとめた。起業間もない企業、ベンチャー企業には欠点があり、経営資源が十分でないのはあたりまえである。要は段階的にマネジメント力をつけることと、経営戦2

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