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成長ステージに合わせて経営計画を策定する 前述したように、起業家、経営者にとって将来の事業成功のロードマップを描き、目標に向かってリスクを恐れず、市場に向かって、挑戦していく積極性がなにより大切である。 経営者自ら企業家精神をもって、リーダーシップを発揮し、難事に打ち勝って挑戦的な企業風土を創ることが、成功する起業、失敗しない経営の第一の要諦だからである。 このことはかつては中小企業であったソニーやホンダ、京セラなどといった今は大企業の成功事例がよいモデルである。新しいテクノロジーやアイディアに加え、先見性のあるマーケティング力、バイタリティーをもって新分野を切り開いていくスピードのある実行力である。 経営計画書作成の目的もこの企業のライフステージに応じて重点ポイントが異なる。創業・新事業立上げ期、揺籃期・初期成長期、拡大・成長期、安定成長・成熟期の各成長段階に合わせた、図2のようにステージ別に、経営計画・改善計画の重点課題と施策が必要である。 独創性のある先端技術であっても、寿命が短く、真似をされて短期間でライバルが登場する例が多い。最短期間で、いかに売上の伸び率を高くし、競争に耐えられるシェアを確204

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