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事業がどの段階にあるか見極める新規事業の成功条件をチェックする 創業、起業に成功しても、成長し、持続しなければ企業とはいえない。商品や技術、サービスで永遠に続くものは皆無である。現在の製品やサービス、技術力、市場の優位性に甘んじないで、常に新しい技術の蓄積と新製品開発に着手し、高付加価値の物づくり、新市場の開拓などに挑戦しながら、衣替えを行っていくことが必要である。 そのためには企業が展開する複数の事業について、次のどの段階にあるかを見極めることが戦略上、欠かせない。 ①伸長・育成すべき段階にあるのか? ②現状を維持・継続する段階にあるのか? ③事業への投資を抑えて収益を回収・収穫する段階にあるのか? ④撤退する段階にあるのか? したがって、新規事業に取り組むのは何のためかを明確にすることである。衰退しつつある本業を補うためか、本業の周辺を強化するためか、新しい事業の種を発見するためか、173

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