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経営計画書の体系と構成経営計画で経営目標を数値化する 経営計画とは、本来どのようなものだろうか。起業や新事業の立ち上げに欠かせない計画全般のことをいうが、その体系と構成については、「これでなくてはいけない」といった決まった形式はない。 図1は、経営計画の体系を、ビジネスの前提要件(仮説)であるビジネスモデルと、そのモデルを受けて数値目標化するアクションプランの2つに大きく分けている。 この2つを分ける利点は、「どのようなビジネスを行うか」ということと、「それでどれだけの業績を上げることができるか」を、戦略と計画を連動して策定することである。 ビジネスモデルは売上、利益を上げる「仕組み」であり、そこに経営資源をどのように投入し、また組み合わせていくかをまとめるものであるが、一方のアクションプランはそれをもとにした具体的な個別計画を策定し、数値目標化したものである。 思いつき、アイディアをいかに実行可能な経営計画に昇華させるか、経営計画書を作成する上で、不可欠なものが数字である。「数字」はビジネスの世界の共通語であり、ごま152

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