sample9299_57182
17/24

第1部】中小企業の事業継承の現状と課題【7現経営者の事業承継時の平均年齢もっと遅い時期の方が良かった40歳未満(n=514)21.640〜49歳(n=576)5.750〜59歳(n=340)6.260歳以上(n=176)6.80%資料:中小企業庁委託「中小企業の事業承継に関するアンケート調査」(2012年11月、(株)野村総合研究所)(注)事業承継のタイミングについて、「分からない」と回答した企業は除いている。(出典:中小企業庁『2013年版 中小企業白書』)グンミイタの継承業事もっと遅い時期の方が良かったちょうど良い時期だった43.7歳38.5歳(n=177)(n=1,059)69.1ちょうど良い時期だった73.356.850.6考  参もっと早い時期の方が良かった最近5年間の現経営者の事業承継時の平均年齢50.4歳(n=370)50.9歳(n=898)もっと早い時期の方が良かった9.321.037.142.6100%図表4■ 後継者の思いよりも遅い実際の事業承継時期「ちょうど良い時期だった」と回答している現経営者の事業承継時の平均年齢は43.7歳です。また、㈱日本政策金融公庫の調査では39.6歳です。最近5年間の現経営者の事業承継時の平均年齢が50.9歳であり、実際には後継者が「ちょうど良い時期だった」と考えている時期より事業承継が遅れ気味であることがわかります。■ 社長業を実践で学ばせる事業承継時の現経営者年齢別の事業承継のタイミング43.7歳で事業承継をしていても、20歳代からさまざまな後継者教育を行っているはずです。最近多いのが子会社やM&Aで子会社化した会社の経営を任せる方法です。特に、M&Aによる子会社の場合には、「本社の企業風土の定着」「不採算部門の原因発見と改善策実施」など重要な経営課題について、リーダーシップを発揮して実行しなければならず、その過程で先代経営者が後見をして経営力を磨くことができます。

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る