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0〜40歳代(n=41)50歳代(n=60)60歳代(n=1115)70歳代(n=368)80歳代〜(n=65)■ 事業承継への取り組みを先送りしない事業承継への着手を先送りしたために、後継者を確保できなかったというケースもあります。図表3の2016年2月に㈱帝国データバンクが実施したアンケート調査からわかるように、中小企業経営者の高齢化が進んでいるなか、実際に準備に着手している企業は、70代、80代の経営者ですら半数に満たない状況です。経営者の年齢別にみた事業承継の準備状況事業承継のタイミングは、それぞれの企業の歴史、先代経営者の考え方、業種等、おかれた環境が異なる以上、状況に応じて異なります。図表4は事業承継時の現経営者の年齢別に、事業承継を受けた時期について、アンケート調査をしたものです。これによると、「ちょうど良い時期であった」と回答している割合が最も多い年齢層は40〜49歳でした。40歳未満で事業承継を受けた経営者においても、69.1%が「ちょうど良い時期だった」と答えていますが、21.6%が「もっと遅い時期の方が良かった」と答えています。2009年に実施された㈱日本政策金融公庫の「中小企業の事業承継に関するアンケート」(集計対象は事業承継後に経営革新に取り組んだ従業者19人以下の中小企業)によると、「ちょうど良い時期だった」と回答した現経営者の事業承継時の平均年齢は、39.6歳でした。19.533.3既に準備をしているこれから準備をする20407.336.611.742.929.949.547.7現時点では準備をしていない(出典:中小企業庁『2017年版 中小企業白書』)608036.6100(%)30.025.019.77.54.64.630.732.315.215.4現在は事業承継を考えていない図表3【第1部】 中小企業の事業承継の現状と課題6■ アンケートに見る事業承継のベストタイミング

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