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前章では、介護事業の経営分析の方法について解説しました。しかし、一口に介護事業とはいってもそのサービス内容は多岐にわたり、「施設」サービスのほか、「訪問系」(訪問介護、訪問看護ほか)、「通所系」(通所介護、通所リハビリテーションほか)、「短期入所系」(短期入所生活介護ほか)や「居住系」(特定施設入居者生活介護、認知症対応型共同生活介護ほか)などに分類が可能で、それぞれのサービスごとに、経営の見方や事業運営上のポイントは異なります。本章では、営利法人や医療法人が行うことのできる代表的な介護保険の6つのサービスを中心に、①その概要と事業所数の状況、②要介護度などの利用者の状況、③人員基準と従事者の状況、④「介護事業経営実態調査」などから見た収支の状況、⑤事業運営上のポイントについて学びます。各種の調査結果から、経営上参考になる指標も掲載しました。また、ここに掲載している6つのサービス以外のサービスについても、⑥関連するサービスにおいてその概要をまとめました。256第5章のねらい

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