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42認定支援機 関(神田税理士):では、当社の作成いたしました経営改善計画について、私どもの大森担当からご説明をさせていただきますが、・・・その前に、最近では皆様にご心配をお掛けしている当社の資金繰りにおいて、当社の船橋財務部長からお話をいたします。鈴木瓦製造 株式会社(船橋財務部長):当社資金繰り面では、皆さんには大変ご心配をおかけいたしました。そこで、経営改善計画をお出しすることを前提に、返済猶予をしてもらっています。誠に、ありがとうございました。おかげさまで、皆様のお手元にあります「資金繰り実績予想表」のとおり、今後3か月間は皆様のご支援をいただかなくとも資金繰りは回ることになっております。この点は、残高メイン銀行のA銀行さんにもご説明し、ご理解もいただいております。認定支援機 関(神田税理士):では、続きまして、大森担当からご説明をいたします。大森担当:‌お手元の経営改善計画書の1ページからご説明をいたします。※‌認定支援機 関(神田税理士):本件経営改善計画につきましては、残高メイン銀行のA銀行さんに、既にご説明をし、種々のアドバイスを頂きました。その後、そのご助言によって修正をさせていただき、皆様のお手元の経営改善計画になっております。ご質問はございますか。C 銀 行 :A銀行さんのアドバイスとその修正内容を教えてもらえますか。認定支援機 関(神田税理士):まずは、経営改善計画のⅦの5か年損益計画をご覧ください。この計画では、フリーキャッシュフローが平成25年3月期はマイナス735千円でしたが、平成26年3月期以降は8,330千円になっています。このことは、以後の当社の返済財源は毎年800万円ということになります。現在(平成24年)の借入残高は約54,000万円ですから、大まかに計算すると、この債務償還年数は68年になってしまいます。そこで、A銀行さんと見直しを行いました。A銀行さんは、融資残高も非保全融資額も最大であるメイン銀行ですので、ご相談に伺ったということです。A 銀 行‌:鈴木瓦製造株式会社さんに、債務償還年数が68年であることに対して、21年12月の金融円滑化法によって返済金額の緩和(圧縮)を受けましたが、結局、現在は返済猶予までお受けしております。まずは、私どもの業績悪化で金融機関の皆様に多大なご心配をおかけしたことについて、お詫びを申し上げます。私どもが再生し皆様とのお取引きを何とか正常化できるように、そのご相談・ご指導をいただいておる神田税理士さんと大森担当さんを交えて、本日、今後の弊社の方針とご提案をいたしたいと思っております。何とぞ、よろしくお願いいたします。(中略)以上が、当社の経営改善計画の概要です。‌※資料を当日配布した場合はやや時間をかけ、すでに配布済の場合は短時間で説明を行う。‌

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