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4最近のクレジットカードには、保険が附帯されているものもあります。そのため、クレジットカードに附帯する生命保険や損害保険の加入一覧も加えた財産目録を作成することで、相続人の金銭面での不安を軽減したり、よりスムーズな遺産分割をすることが可能になります。また一時払いの保険は、直近の通帳を見ただけでは、相続人が存在を知ることができない場合もあります。生命保険が定期保険の場合は、肝心な時期に保障が切れているリスクもあります。さらに、保障内容が重複している場合も考えられます。財産目録の作成を期に、ご自身の保険の加入状況を見直しすることで、無駄や不足を改善できることになります。ぜひ、財産目録の作成と保険の整理をされることをお勧めします。事例2 クレジットカードに附帯する損害保険等も把握しておくB氏は、仕事で訪問していた出張先で事故に遭遇しました。しかし、財産目録でご自身の資産・負債などを管理していたので、相続人は、まずクレジットカード会社に事故による損害保険をきちんと請求することができただけでなく、住宅ローンの残債も団体信用保険に加入していることが明確だったため、相続人は、金銭面では「路頭に迷うかもしれない」という不要な心配をせずに済みました。

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