sample9207_57067

12/28

1 財産目録で頭の中を整理しましょう！1 財産目録で頭の中を整理しましょう！2事例1 インターネット口座の所在がつかめない!?先日亡くなられたＡ氏の相続人は、Ａ氏が生前より株式投資が趣味だったことを知っていました。しかし、Ａ氏がどこの証券会社で売買していたのか知らなかったため、株式の所在をつかむのに時間がかかり、株式暴落前に所有株式を売却するなどの対策を講ずることができませんでした。（1）なぜ財産目録が重要なのか？「自分の財産のことは頭の中に入っているから大丈夫」「多額の財産があるわけでもないのに財産目録は大げさだ」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、自分しか知らない証券口座や銀行口座、IDやパスワードなどは案外多いものです。それらを家族が知らないままでは、万が一のときに財産の存在がわからなくなってしまいます。財産目録がない場合とある場合の違いについて、事例で見てみることにしましょう。最近は、株式投資だけでなく銀行取引をインターネットでされている方が増加しています。取引を安全に行うためにIDやパスワードをわかりにくくすることは、とても大切です。しかし、ご自身に万が一のことがあった時には、定期的に取引先から郵便がきていない場合（通信手段もメールだけの場合）、相続人は、迅速に諸手続きをできないだけでなく、証券口座や銀行口座の存在を知らないまま、遺産分割をすることにもなりかねません。