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第1章 理念編一生懸命に頑張って会社を立派にし、数十億円の利益が出せるようになった時、これはオレがやったんだ、オレの才能で、オレの技術で、オレが寝食を忘れて頑張ってきたからじゃないか、そのオレの給料が300万円しかないとは、割が合わんではないか。「オレがオレが」と思ったことがあった。これは悪魔の囁きではなかろうか。従業員のために、株主のために必死で働いたのに、余裕が出てくると人間が変わっていく。我々人間が持っているエゴが増大していくのだ。その時エゴに走る経営者が会社を潰し、晩節を汚す。(稲盛和夫講演録より)社長心得帳10コンプライアンスがすべて〜「これは世の中の摂理に沿っているか」を判断の尺度にせよ〜

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