元気な会社には必ず夢と目標(経営計画)が存在する実践こそ命気な社長)には次のような共通項が存在します。の自助努力と、それを事業性評価の観点から支えるバンカーとしての金融機関による資金供給が不可欠であると考えます。このような経済環境の中で、中小企業経営者にとって大切なことは、優良企業の条件に気づき、それを実践することです。よく「業種によって業績は変わるのだろう」といわれます。確かにそういった側面もありますが、現在では、同業種の間でも差がつきはじめ、その格差は拡大傾向にあるのです。「業種」だけが業績不振の原因ではないことは、このことからも明らかです。疲弊した環境でも元気な会社が存在しているのも事実です。元気な会社(元まさに、この壮大な夢を実現するための道具こそが「経営計画書」なのです。本書を手にした皆さんは、いま、この道具箱の扉を開き始めたのです。私は、公認会計士・税理士として独立してから30年を超え、多くの地域の中小企業に対し、税務・会計業務だけでなく、経営革新、経営計画等の策定、業績管理体制構築のご支援をさせていただきました。その実務経験の中から、• 自社の存在意義を明確にしている• ワクワクする夢、ビジョンを持っている• 戦略性を持っている• 自分の思想や考え方を社内に(時には利害関係者へも)浸透させる工夫、努• その浸透のための方法として「経営計画」を立案し、それを実行して力をしているいるii
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