図1-1開廃業率の推移 中小企業白書2024年版第1章 時代を観る眼2202120291020202810261027102510241022102310211029002010280026002700250023002400220020002100299917991899169914991599139911991299109918891989178916891489158913891189128912.0%6消費が抑制され、マクロ経済も大打撃を受けたのでした。このような先の見えにくい、希望の持ちにくい時代に好んで独立する人は少なくなりました。また、倒産していく企業や、後継者がなくて仕方なく廃業する会社等も増加し、この結果、平成に入ってから、企業の開業率と廃業率を比較すると廃業率が上回ることが続き、企業数が減少しています(下図)。1986年に約530万社あった中小企業者(個人事業主を含む)が2021年の統計では約336.5万社までに激減し、さらに、後継者不在企業も50%を超えるなど、日本はすでに企業数減少の時代に突入しているのです。(年度)開業率廃業率3.9%3.3%8.0%7.0%6.0%5.0%4.0%3.0%1.0%0.0%
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